診療科目

産科

わかば・産婦人科では自然分娩を基本としています。
特に妊娠や分娩の経過に問題がなければ、病院側の都合で陣痛を誘発したり、特別な処置をすることはありません。しかし、母体や胎児に特別な理由があって陣痛を誘発しなければならない場合には、分娩を計画する場合があります。

  • 夫立ち会い分娩を希望される方は、ご主人の立ち会いのもとでお産をしていただけます。
  • 母児同室をご希望の方は、個室で赤ちゃんと一緒の時間を過ごして頂けます。体の調子にあわせて、赤ちゃんをお預かりする事もできます。
  • 当院では無痛分娩はおこなっておりません。お産の時の陣痛は生理的なもので、あえて痛みを取る必要はないと考えています。
  • 臍帯血を私的バンクに長期保存を考えておられる方はお申し出ください。出産後、臍帯血を採血することには協力させて頂きます。

妊婦検診

外来で予定日が決まりましたら、マタニティーカレンダーをお渡しします。検診を受ける日程の参考にして下さい。当院では、妊婦検診のスケジュールにあわせて血液検査、尿検査、超音波検査等を行い、お母さんと赤ちゃんの状態を常に把握して安全で満足していただけるお産を目指しています。

妊娠初期(妊娠確認~予定日決定まで)
検診間隔

1週間~2週間おき(状態により変わります)

検診内容
  • 妊娠反応(初診必要時)
  • 子宮膣部癌検診(初診時)
  • 経膣超音波検査(毎回)… 赤ちゃんの成長をエコーで確認していきます。
  • 内診(毎回) …超音波検査と一緒に行ないます。
  • 予定日決定(妊娠10週前後の赤ちゃんの大きさと、最終月経を元に決定します)
検査内容

血液一般・血液型・B型肝炎ウイルス抗原・C型肝炎ウイルス抗体・ATL抗体・ 風疹抗体・梅毒検査・HIV検査・簡単な肝腎機能検査など。

※経産婦さん等で、血液型の検査データ がある方はご持参ください。

その他

当院で分娩予定の方は、早いめに分娩予約をしていただきます。予定日が決定すると、妊娠届出書をお渡しします。

次回検診までに母子手帳を取りに行って頂きます。その時に受診券が発行されますので、次回来院時から必ずご持参ください。検診、検査にご利用できます。

妊娠12週頃~妊娠23週まで(妊娠4ヶ月~6ヶ月終わりまで)
検診間隔

4週間おき

検診内容
  • 血圧・体重測定・尿検査母子手帳へ記載
  • 腹式超音波検査(毎回)…赤ちゃんのエコー画像をDVDに録画することもできますので、お申し出ください(有料)。 異常の早期発見を目的に毎回行ないます。
その他

母親教室へ参加して頂けます。

妊娠24週~妊娠35週まで(妊娠7ヶ月~9ヶ月終わりまで)
検診間隔

2週間おき(ただし7か月の方は3週間おきを指示することもあります)

検診内容
  • 血圧・体重測定・尿検査
  • 腹式超音波検査(毎回) …赤ちゃんの大きさ、異常の有無、胎盤の位置などを確認します。
  • 内診(毎回)
  • 貧血検査・間接クームス・血糖(妊娠27週頃)
  • 貧血検査・出血凝固検査・簡単な肝腎機能検査(妊娠34週頃)
  • おりもの検査(GBS・クラミジア)(妊娠34週頃)
この時期のポイント
  • 体重が増加していく時期です。体重コントロールは、妊娠高血圧症候群の予防ともなり、安産への近道です!
  • お腹がよく張る時は、適度な休憩を取り、無理をしないようにしましょう。
その他

里帰り出産をされる方は、35週以降には出産予定先での検診が受けられるように、早めに申し出て下さい。

前回帝王切開の方は、この時期に手術の日程を決めます。

妊娠36週~分娩まで(妊娠10ヶ月~)
検診間隔

1週間おき(予定日以降は週2回になることもあります)

検診内容
  • 血圧・体重測定・尿検査
  • 腹式超音波検査(毎回) …赤ちゃんの大きさ、胎盤の状態、羊水の量など出産に向けての確認を行ないます。
  • 内診(毎回) 子宮口の軟らかさ、開大の有無児頭の下降具合を確認します。
検査内容
  • 胎児計測(妊娠36週頃)
  • NST(ノンストレステスト)(妊娠37週頃・予定日以降)
その他

入院案内などをご参照いただき、突然の入院に備えて下さい。

帝王切開の方は、手術の1週間前に術前検査を受けて頂きます。予定日を過ぎ、42週を越えそうになりますと、胎盤機能も考慮し誘発分娩や帝王切開を行なう事もあります。

出産から分娩後の入院生活

出産についてのページをご覧下さい。

里帰り出産

里帰り出産をご覧下さい。

妊娠中から分娩中におきる異常について

切迫流産、切迫早産

妊娠22週未満の分娩を流産、妊娠37週未満の分娩を早産といい、その危険性のある状態をそれぞれ切迫流産、切迫早産といいます。

無理な運動や仕事、激しい咳やくしゃみ、細菌感染等が原因となって子宮収縮がおこり出血や腹痛を来します。普段からゆっくりとした生活がとても大切で、 風邪をひいたりお腹をこわしたりしないように気をつけましょう。また、精神的にもイライラしたり、怒りっぽいとよくありません。夫婦喧嘩は特に気をつけましょうね。

ほとんどの場合は安静と子宮収縮抑制剤の服用で収まりますが、激しい痛みや多量の出血の場合は、赤ちゃんが危険な状態にあることがありますのですぐに診察を受けて下さい。

切迫流産・切迫早産にならないための日常生活の注意点
  • 重い物のあげおろし、階段の頻繁な上り下り、振動の激しい乗り物などを避ける。
  • 妊娠初期と後期の性生活は控えめに。妊娠中期も無理のない程度に。
  • お腹を冷やさないように。熱いお風呂も気をつけて。
  • たばこはやめて、周りの人にも気をつけてもらって。
  • 掃除、洗濯は楽な姿勢で。引越の時もゆっくりと。
  • 妊娠中の旅行は妊娠5ヶ月から7ヶ月までがベストで、前もって妊婦検診の時に相談しておくことをお勧めします。

無理のない計画が一番大切です。

鉄欠乏性貧血

妊娠すると、お母さん自身のからだと赤ちゃんの成長のために、体内の鉄の必要量が増えます。 そのために鉄の不足による貧血、すなわち鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。鉄欠乏性貧血にならないためには普段からバランスのとれた食事をとる必要があります。 鉄を多く含んだ食材を使った料理を心がけて下さい。

鉄を多く含んだ食材
魚類 まぐろ・かつおなどの赤身の魚
肉類 もも肉・レバー等
貝類 あさり・しじみ等
緑黄色野菜 ほうれん草・チンゲンサイ等

これらの食材は好き嫌いの多い物ばかりですが、 調理の仕方次第で食べられるようになります。是非工夫してみて下さい。貧血検査で血色素(ヘモグロビン)が、特に低い値の時は、鉄剤やビタミン剤を処方させて頂きます。

妊娠高血圧症候群

妊娠中に高血圧・蛋白尿・浮腫のいずれかの症状が出現した状態を妊娠中毒症といい、妊娠中に起こるもっとも怖い病気と考えられていました。現在の日本の母子手帳や妊婦検診の歴史は、この病気をいかに早く見つけて、重症化しないうちに対処するかということを目的としてつくられたといってもいいでしょう。

ところが、近年研究がすすみ、高血圧・蛋白尿・浮腫のうち、生まれてくる児に対して最も影響が大きいのは高血圧であるということがわかってきました。そこで、2005年からは妊娠高血圧症候群と高血圧を主とする名称に変更され、病気の定義も改正されました。

定義

妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧が見られる場合、または高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものではないものをいいます。

病型分類
妊娠高血圧腎症(preeclampsia)
高血圧+蛋白尿のタイプで、最もよく見られる典型的なものです。妊娠20週以降に初めて高血圧が発症し、かつ蛋白尿をともなうもので分娩後12週までに正常に復する場合をいいます。
妊娠高血圧(gestational hypertension)
高血圧のみのタイプで、かかる頻度は妊娠高血圧腎症の1/3程度です。妊娠20週以降に初めて高血圧が発生し、分娩後12週までに正常に復する場合をいいます。
過重型妊娠高血圧腎症(superimposed preeclampsia)
もともと高血圧、腎臓病などがあるケースです。
  • 高血圧症(chronic hypertension)が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し妊娠20週以降蛋白尿をともなう場合
  • 高血圧と蛋白尿が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し、妊娠20週以降、いずれか、または両症状が憎悪する場合
  • 蛋白尿のみを呈する腎疾患が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し、妊娠20週以降に高血圧が発症する場合
子癇(eclampsia)
「しかん」と言い、妊婦検診が普及している国では稀です。妊娠20週以降に初めて痙攣発作を起こし、てんかんや二次痙攣が否定されるものです。痙攣発作の起こった時期により、妊娠子癇・分娩子癇・産褥子癇とします。症候による亜分類を、重症、軽症の病型を高血圧、蛋白尿の程度によって分類しています。
【軽症】
  • 血圧:収縮期血圧 140mmHg以上/160mmHg未満、拡張期血圧 90mmHg以上/110mmHg未満の場合
  • 蛋白尿:原則として24時間尿を用いた定量法で判定し、300mg/日以上で2g日未満の場合
【重症】
  • 血圧:収縮期血圧 160mmHg以上、拡張期血圧 110mmHg以上の場合
  • 蛋白尿:蛋白尿が2g/日以上の場合。なお随時尿を用いた試験紙法による尿蛋白の半定量は24時間蓄尿検体を用いた定量法との相関性が悪いため、尿中蛋白の上昇度の判定は24時間尿を用いた定量によることを原則としています。随時尿を用いた試験紙法による成績しか得られない場合は、複数回の新鮮尿検体で、連続して3+以上(300mg/dl)の陽性と判定されるときに蛋白尿重症とみなします。
【発症時期による病型分類】
妊娠32週未満に発症するものを早発型(EO,early onset type)、妊娠32週以降に発症するものを遅発型(LO,late onset type)としています。

上記のように、高血圧がない蛋白尿や浮腫のみは症状から削除されました。浮腫は妊婦さんの約30%にみられ、妊娠末期にはたいていの方に出現することから削除となりました。

蛋白尿も単独の場合は母子に危険もたらすことが少ないことが統計的に確認されたため、高血圧を伴う場合のみ妊娠高血圧腎症として取り扱うこととなりました。ただし、浮腫や蛋白尿は問題ないと思ってしまうのも怖いことがあります。妊娠6~7ヶ月の早い時期からむくみがでてきたり、9~10ヶ月でも1週間に1~2Kg以上も急に体重が増えるようなむくみがでてくると、後から高血圧や蛋白尿も出現して重症化することがあり、注意が必要です。

蛋白尿も同様に、浮腫をともない急激に増悪するものは高血圧腎症に移行する可能性が高くなります。自覚症状としてもっともわかりやすいのは浮腫・むくみです。急にひどくなったなと感じたときは、医師に相談してください。

骨盤位(さかご)

妊娠の後期になると、赤ちゃんの位置が定まってきます。大多数は頭が下の状態の頭位ですが、妊娠10ヶ月の約5%では お尻が下になった骨盤位です。骨盤位のお産は、前期破水、胎児仮死、新生児仮死などの危険が多いため、当院では、帝王切開となります。

骨盤位の原因には多胎妊娠、狭骨盤、前置胎盤、子宮筋腫合併妊娠などがあり、 骨盤位の治るのが難しい場合も多くあります。逆子体操として膝胸位(ベッドに胸とひざをつけ、おしりを突き出すような姿勢)をすすめることはありますが、必ず治るということはありません。また、外回転術といって、体表から医師が手で回す方法もありますが、当院では、胎盤早期剥離などの危険性を考慮し、実施しておりません。

妊娠中の食事

妊娠中の栄養管理は、胎児の発育、母体の健康の保持と分娩や産後の体力回復に大きく影響します。 また、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、巨大児、異常分娩などの予防にも効果があります。そのためには、バランスのとれた規則正しい食生活を心がけましょう。また、食べ過ぎに気をつけ、食べた分(摂取エネルギー)にみあった運動(消費エネルギー)をすることにより、過度の体重増加を防ぐように頑張りましょう。

バランスのとれた食事って?

炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれた食事のことで、炭水化物(お米や麺類)ばかりでお腹を大きくせず、動物性と植物性タンパク質を上手にとって、カルシウムと鉄も不足しないように心がけて下さい。

最近の食生活の傾向は、以前にくらべて肉を多く取るようになりました。そのうえに、野菜が不足しがちなために便秘がますますひどくなります。また、味の濃い食事にもなれ塩分を多く取ってしまいます。あっさりした味付けの日本食も見直してみてはどうですか?

規則正しい食生活って?

仕事をされている人やご主人の帰りが遅い人は食事の時間が不規則になります。体重が増えたからといって1食抜くと、かえって逆効果になります。 基本は、3度の食事を規則正しくきっちりと取ることです。また、夕食が遅いと寝るまでの時間が短くなり、太る原因になります。できれば、昼食にしっかり食べて、夕食は軽くすませるのが理想です。

運動してますか?

切迫流産、切迫早産などで安静にするように言われていなければ、安定期にはいった妊娠5ヶ月からは、ほどほどに運動しましょう。特別に、ハードな運動をする必要はありません。お散歩などを毎日するくらいでいいと思います。

肥満の判定法

肥満の判定法には多くの指標がありますが、body mass index(BMI)が広く使われています。
BMI=体重(kg)/身長(m)2 標準は18~24で22が理想といわれています。妊娠初期で24以上、中期で26以上、後期で28以上の時、妊娠肥満と考えます。

妊娠中の栄養所要量と妊娠中毒症の予防

最近、厚生省による「日本人の栄養所要量」が大幅に改定され、妊娠前半期、後半期ともに非妊時+200kcalとされています。また、妊娠中毒症の発症予防には、適切な妊娠中の体重増加が勧められています。

  • BMIが18未満のやせ型妊婦では10~12kg増
  • BMIが18~24の標準型妊婦では7~10kg増
  • BMIが24以上の肥満妊婦では5~7kg増

とされています。すこし厳しいかな?

帝王切開術

当院の帝王切開術の率は全体で約15~20%(平成17~20年)です。近隣の公立病院が閉鎖になり、反復帝王切開がどうしても多くなります。帝王切開術をする理由は大きく分けて、胎児適応と母体適応とがあります。代表的なものをあげてみましょう。

胎児適応:赤ちゃん側に問題がある場合
胎児ジストレス
おなかの中で赤ちゃんが苦しくなっている状態
胎位異常
赤ちゃんが頭位以外になっている状態。骨盤位など
子宮内胎児発育遅延
赤ちゃんの発育が悪い状態
母体適応:お母さん側に問題がある場合
児頭骨盤不適合
狭骨盤などで赤ちゃんが骨盤の中に下がってこない
軟産道強靱
軟産道が硬く分娩が進まない
分娩遷延
分娩がうまく進まず、同じ状態が続いている
妊娠高血圧症候群
高血圧を起こした状態
前置胎盤
胎盤が子宮の口をふさいでいる状態
胎盤早期剥離
赤ちゃんが産まれる前に胎盤がはがれてしまう
既往帝切
前回のお産が帝王切開術だった

胎児ジストレスや分娩遷延などでは分娩の途中で急に帝王切開術になることが多く、これを緊急帝王切開術と呼びます。帝王切開術をする前には、手術方法(子宮下部横切開)・ 麻酔方法(腰椎麻酔)・薬の副作用、輸血・術後の感染症・ 癒着などの可能性について十分説明した上で行います。疑問に思うことは何でもお聞き下さい。

吸引分娩

分娩第2期遷延(子宮口が全開大してもなかなか産まれない)微弱陣痛(陣痛が弱い)、胎児仮死(お腹の中で赤ちゃんがしんどい)などの際に、赤ちゃんが産まれるのを手助けする方法です。 最後までお母さんに頑張ってほしいのですが、どうしてもなかなか産まれないとか赤ちゃんを助けるために限って行います。

当院での吸引分娩は、シリコン製の軟らかい吸引カップを使っていますので、頭血腫など赤ちゃんへの影響も少なくすんでいます。 お母さんにとっては産道の裂傷が起こることがありますが、お産後にしっかり処置されますので安心して下さい。

会陰裂傷と会陰切開術

赤ちゃんが産まれる時に外陰部(会陰)が切れてしまうことが多くあります。これを会陰裂傷といいます。普通の正常なお産でも初産婦さんには特に会陰裂傷、膣壁裂傷が起こる事が多くあります。

裂傷の分類

裂傷の程度により第1度から第4度まで分類されています。

  • 第1度 ・・・ 表面だけの浅い裂傷
  • 第2度 ・・・ 第1度より深いが、肛門括約筋には及ばない
  • 第3度 ・・・ 肛門括約筋まで断裂した状態
  • 第4度 ・・・ 直腸まで断裂した状態
治療

お産終了後に産道に損傷がないか十分にチェックします。赤ちゃんが産まれてお母さんがホッとしている時に、少々気持ち悪く、痛い診察と処置がありますが、これがとっても大切なことなのです。局所麻酔をして縫合しますので、我慢できないことはありません。当院では溶けて無くなる吸収糸を使っていますが、3日目に表面だけ抜糸をします。少し痛いですが、後はウソのように楽になりますよ。膣内は抜糸しませんので、後で糸くずが悪露に混ざって出てくることがありますが、傷が治った証拠で全く心配ありません。

予防

特に初産婦さんの場合には、あらかじめ会陰切開術を行って重症な会陰裂傷を予防する必要があります。会陰切開術は会陰、膣壁裂傷を未然に予防し、会陰部の抵抗を減らして児頭への圧迫を回避し、分娩第2期を短縮するなどの効果があります。

産後検診

当院では、退院後2度の産後検診を行なっております。

2~7日目検診(無料)

入院中に黄疸・体重増加不良など心配のあった赤ちゃんや、母乳のことで不安のあったお母さんには、退院後2~7日前後で来院していただき、助産師が対応し指導を行います。入院中に何も心配なことがなかった赤ちゃんやお母さんでも、退院すると急に不安になることがよくありますので、電話でご連絡頂きましたら対応させて頂きます。「わかば」の家族だと思って、ご遠慮なくご利用ください。

検査内容

赤ちゃんの体重・身長測定・黄疸チェックなど。※お母さんが帝王切開の時は、創部(傷口)を診せていただくこともあります。

1ヶ月検診(有料)

出産後(赤ちゃんの誕生日から)1ヶ月目に赤ちゃんとお母さんの検診を医師が行います。

検査内容
  • 赤ちゃんの体重・身長・頭囲・胸囲測定
  • 医師による赤ちゃんの診察
  • お母さんの内診:子宮の収縮状態・子宮口の閉じ具合をみます。帝王切開後の場合は、創部(傷口)の診察もあります。

1ヶ月検診で、お母さん・赤ちゃんともに産科を卒業です。以降の赤ちゃんは、小児科受診となります。当院では、ご自宅に近い小児科医も紹介しておりますので、お尋ね下さい。

ママのおっぱいのトラブル時には、おっぱいマッサージも行ないますので診察にお越し下さい。

妊娠初期の出血について

妊娠初期の出血についてのPDFをご覧下さい。

妊娠中の旅行について

妊娠中の旅行についてのPDFをご覧下さい。

妊娠中の他科受診について

妊娠中の他科受診についてのPDFをご覧下さい。

新生児のGBS 感染予防について

新生児のGBS 感染予防についてのPDFをご覧下さい。

K2シロップ

K2シロップについて

K2シロップというお薬はビタミンKを成分とするお薬になります。 ビタミンKは出血を止めるための凝固因子を肝臓で作るのに必要なビタミンです。生まれてすぐのお子さんはビタミンKの体内量が不足する傾向にあるため、ビタミンK欠乏性出血症(特に頭蓋内出血)を発症することがあります。生後すぐに内服で補充することが日本では一般的に行われています。

赤ちゃんへのK2シロップ投与についてPDFをご覧下さい。

投与スケジュールについて

日本国内において、K2シロップの投与方法は3回法(出生後、生後1週、生後1ヵ月時の3回投与)と、生後3か月まで毎週1回内服を行う3か月法(13回投与)が混在していました。

2021年11月30日、日本小児科学会において、2015-2017年の3年間で、条件を統一したお子さんにおいてビタミンK欠乏症が原因と考えられる出血性疾患の症例数について、調査を行った結果をもとに提言があり、ビタミン吸収がうまくできない疾患のケースも含めて、ビタミンK欠乏が原因と思われる出血性疾患のうち頭蓋内出血が十数例ありましたが、3か月法では頭蓋内出血をきたした例を認めませんでした。 今回の調査のみで結論をつけることはできませんが、今後はK2シロップは3か月法(13回投与)が主流となっていくと思われます。 2022年4月時点での保険適応はないため、希望される方へは自費処方となります。、不明な点がございましたらご連絡いただければと思います。

投与方法

袋に入っていますが、そのまま口に入れると口を傷つける恐れがあるので、必ず哺乳瓶やスプーンなどに移して飲ませてください

投与費用

11回分 1000円

K2シロップの飲ませ方

K2シロップの飲ませ方のPDFをご覧下さい。